JTA VOICEトップメッセージ

沖縄だからこそ
世界一を目指すことができる

丸川 潔Kiyoshi Marukawa
日本トランスオーシャン航空 代表取締役社長
略歴
1985年 日本航空(JAL)入社
2014年 日本トランスオーシャン航空 代表取締役に就任

JTAとして目指すもの「世界水準のチームを目指して」

いま、JALグループとして他社に先行して機内Wi-Fiサービスを無料で提供させていただいていますが、JTA新ジンベエジェットでは機内Wifiを使って楽しめる「世界初」のVRサービスを開始しています。これは、若手社員のみんなが、「こんなことやりたい!」「実現できたらいいね!」と話をしながら形にしていくプロセスでしたので、とてもワクワク感のある仕事ができているんだと感じています。

ジンベエジェット企画にしても、全てトップダウンで決めるのではなくて、コンテンツや品質へのこだわりなど、社員たちが集まって自律的に考えてくれています。経営層や管理職は、ひたすら応援団に徹しているんですよ(笑)。管理職の責任の下で「お前たち好きなことをやってくれ」という感じ。そうなりきるのがある意味で理想だろうと思っていて、まだまだコンサバな部分もありますが、この形に徐々にシフトしていきたいと考えています。

世界トップ水準のサービス品質に挑戦することについては、LCCじゃなくてFSC(フルサービスキャリア)として生き残っていくための必須条件だと思うんです。それがベースとしてあった上で、沖縄らしさであったり、温かいホスピタリティであったり、万国津梁の文化風土を活かして各地ともきっちりネットワークを結んで、それを単純に「沖縄だけが良ければいいんだ」じゃなくて、繋いでいくことで付加価値がどんどん高くなっていくということを目指していくべきだと思っています。

そういった品質を目指していく中で、お客さまコメントとしてJTAが特徴的に言われることは、「笑顔が素敵でした」「いいチームですね」といった、表現としては普通に見えることです。他社のいいところも学びたいと思って、他の航空会社に乗ったりすることもあるんですが、ちゃんと笑顔ができているか、チームワークがお客さまに伝わっているかっていうのは、実は割と当たり前のことじゃないんだ、と感じています。

人を育成していくというのは、とても時間と手間とエネルギーが必要で、やっぱり組織が大きくなればなるほど、そこはマニュアルを作る、手順を定めるということが基本になってきます。そして、その通りにキッチリできる社員を育てるんですよ。結果何が起こるかと言うと、ものすごく外見的には洗練されて、ちゃんとしている社員ができるのだけど、一人ひとりのお客さまからすると、期待したサービスはまぁあるんだけど、それ以上でもそれ以下でもない。我々がやってきていることは、もちろんそういう事もやるんだけども、もっとその先に「何か」があるよね、ということを強く意識して磨いていくことなんだと思っています。

これはスキル教育だけでは生み出せないんです。我々の「JALフィロソフィ」というものの考え方がまさにここで活かされるのだと思います。一人ひとりが物事を判断するときに、「これって儲かるよね」とか「前例に照らすとこうだよね」じゃなくて、「人としてどうすべきなのか」とか「人として何が正しいのか」ということをベースに判断するようになり、これが使命感にも繋がりますし、心からの笑顔や寄り添う姿勢が自然なものになってきます。これをチームとして実践することができれば、世界トップ水準のチームになれると思っています。

現在の社員の規模が約780名ですが、お互いがすごくウェットで距離感近くやってきているチームなので、社員一人ひとりが、お米に例えると「一粒一粒立ったような状態」になれていると思います。「粒立ってるよね」「光ってるよね」「おいしいよね」そういう粒の集まりが最高においしいご飯になる。そんなイメージですね。

丸川 潔 「世界水準のチームを目指して」

沖縄の航空会社として「沖縄の企業だからこそできることを」

JTAは「品質」「採算」「沖縄への貢献」の3つの観点で事業を推進しています。

僕らは航空会社ですので、安定的に安全で安心していただける飛行機を飛ばすことが、まずは最も重要なことです。その上で、JTAを「選んで」いただくということ。これは中期計画の中で、「沖縄に一番必要とされるフルサービスキャリア」になろう、という標語を使っていますが、たとえば離島だとか、名古屋、関空、福岡とかへ行くのに「飛行機乗るならまずJTAだよね」と思っていただく、ファーストチョイスにしていただけるようになることが目標のひとつです。

そのために大事にしているのが、品質に対するこだわりです。世界水準のサービス品質を築き上げたうえに沖縄らしさを付加価値として提供する、というのがJTAのスタイルですが、それは単に「沖縄っぽければいい」ということではなくて、「沖縄だからこそ世界のトップに行ける」という、こういうものを作っていきたいんです。そういった想いから「しまくとぅばアナウンス」や「紅型ヘッドレストカバー」など、沖縄の独自文化をサービスの中に取り入れています。

サービス品質においては、JALグループの中でも常にトップを目指していて、実績も上げてきている状況ですが、これはすなわち、世界でもトップの水準を追っていくということが現実に見えてきているわけです。

しかしながら、競争の厳しい業界でもありますから、品質を維持しながら、どんな環境にあっても路線事業をしっかり継続していく必要があります。環境が厳しくなると、撤退したり事業を縮小したりする企業が出てきますが、社会的使命を負う我々はどんなことがあってもこの事業を堅持していこうと誓いあっています。内部的には、採算性を上げよう、生産性を高めよう、というような言い方をしていますけれども、要はどんな競争にも耐え得る強靭な企業体力を作っていくということです。

そして、単に航空会社として飛行機を飛ばすだけではなくて、沖縄の地元企業として、「存在することで地域のお役にたてる」ことを目指しています。離島のお祭りやイベントをサポートしたり、地域の抱える社会課題への支援をしたり、自然環境保護のためのボランティア活動など、いろいろな取り組みを進めています。つまるところ、地元沖縄の会社として、JTAっていい会社だよね、この人たちが沖縄にいてくれて良かったよね、と思っていただけるような存在になることがゴールイメージですね。

こういうことを目指して、この3つの観点を柱としています。

丸川 潔 「沖縄の企業だからこそできることを」

五十年間の歴史とつながる想い「沖縄のうちなーの翼として」

JTAの成り立ちを少しお話します。

JTAの生まれた当時、沖縄は返還前でしたから「アメリカの航空会社でいいじゃないか」という話がありました。ノウハウもあるし、当時でいえばむしろ信頼性もあったわけですからそのままでいいと。それに対して、「ちゃんと地元の航空会社を作ろう」かつ「日の丸をつけた航空会社を作りたい」と、当時の地元の方たちがこだわって立ち上げてくれた会社なんです。

2017年で創立50周年となります。今まで支えてくださった皆さまに対し、僕らは「どういうご恩返しができたのか」あるいは「これから何をしていくべきなのか」そこに強いこだわりを持っていきたいんです。僕らの生み出す価値は、航空輸送だけではなく、社会的活動も積極的に推進して、とにかく沖縄のお役に立っていく、そしてそれを社員一人ひとりが実感できるようになることで、さっき言ったように、お米の粒がますます輝きを増して、より強い会社になれると信じています。

これから、AIなどのIT技術がいろいろな仕事を動かすような世の中になってきます。おそらく飛行機も限りなく自動操縦に近い世界になっていく、でも最後は必ず人が確認するということは残るはずで、そこに関与する人の想いだとか、ベクトルの正しさが問われてくるはずです。我々はその部分にこそこだわっておきたいので、人によってブレたりだとか濃淡が出すぎてしまわないように、しっかり準備しなければいけないと思っているんです。いきなりシンギュラリティが来るわけじゃない、徐々に来るんだと思いますが、それに備えて、さっきのお米の一粒一粒じゃないですけど、一人ひとりの輝き方、人間性、人格みたいなものをきちんと磨いておきたいのです。

我々の最大の財産は「人」ですから、そこで輝いていく、そこできちんと美味しさを主張していく、そしてJTAをしっかり選んでいただく。「あの人がいるから私はJTAに乗る」そう言っていただけるチームにならないと、おそらく生き残っていけない。これ、あんまり強く言い過ぎると、暑苦しいし、ちょっと引かれる部分もあるんじゃないかとは思いますが(笑)。でも、胸の真ん中にある強い想いです。

MESSAGE

新しい未来の
仲間へのメッセージ

まずは、JTAに関心を持っていただいた皆さんに、全社員からの熱い感謝の想いをお伝えしたいと思います。そして、もしJTAにあまり興味がなくても、一度タッチしてみてほしいですね。いま出来上がっているチームは、凄くウェットでアットホームなチームです。このアットホームなチームの中で一人ひとりの社員と接してみると、粒立ちがいいよね、ということの意味を感じてもらえるんじゃないかと思います。

苦しい時期もあったりしましたが、みんなで乗り越えてきましたし、みんなで創ってきた品質ですし、みんなで造ってきた歴史ですし、それが50年間で得てきたJTAの財産です。日本には100年を超える企業がたくさんありますが、ただ伝統を引き継いできただけではなくて、常にイノベーションを繰り返しながら、創業当時とは全く違う業態の会社になっていく。これを回せる力がどれだけあるか、その力が100年企業、1000年企業に繋がるんだと思います。だから、僕たちも何でもかんでもマニュアル化して、その通りに10年一律同じ仕事だけをしていたら、今のような成長はできていないはずなんです。

これからも環境は大きく変わっていきますし、さらにスピード感は早くなってきています。こういった変化を恐れずに「挑戦」し続けること。この姿勢で僕らのウェットさとアットホームな雰囲気は維持されていくんだと思っています。だってみんなで「こんなことも出来る」って環境のほうが楽しいじゃないですか。基本は、楽しく仕事して社員と家族が幸せになることが目的ですからね。そして、みんなが「この会社で働いていて本当に良かった」と心から思えるような最高のチームを目指していくということ。JTAはそういう企業でありたいと思っています。

皆さんが、美しい沖縄の空の下で、このちょっとウェットで熱いチームの一員に加わっていただけることを社員みんなで楽しみにしています。

JTA 代表取締役社長 丸川 潔

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