販促企画グループは、いかにお客さまにJTAを利用していただけるかを考え、販売促進施策の企画を行うことが仕事です。

大きく2つに分けると、①個人で航空券を購入してご利用されるお客さま　と②旅行会社を通じてご利用されるお客さまがいらっしゃいます。

それぞれのお客さまに対してどのような販促施策が有効なのか、収入・費用・効果など想定を立てて実行します。想定するにあたり、会社そしてマーケットの内部環境、外部環境をもとにより少ない費用でいかに収入・効果を最大化するかが腕の見せ所です。

もちろん、実行した施策のレビューを行い、実際にどれだけ収入があったのか、費用対効果はどれほどなのかなど、効果検証を行い次回の施策につなげることも大事な仕事です。

施策の企画を考える上で大事にしていることは、「自由な発想」を持つことです。航空業界は航空法などさまざまな法律や制限の中で仕事をしています。この制限の中で、自由な発想をもって他社にはない施策を体現し、より多くのお客さまにJTAを選んでいただけるように日々考えています。

航空業界に限らずあらゆるマーケットは常に早いスピードで変化しています。特に現在は新型コロナウイルス感染症の影響によりマーケット環境は変化の連続です。こうした変化を捉え、迅速・柔軟に対応することが求められます。需要回復期にタイミングを逃さず、そしてスピーディーに従来の方式にとらわれない自由な発想で施策を実行するということです。

今需要がある路線はどこなのか、どのような運賃が売れてどのようなお客さまが多く利用しているのかなどデータをもとに分析し施策を企画します。

コロナ禍の需要回復期では需要の戻りが早くかつ需要の高い運賃に絞った施策を企画しました。しかし、企画を立てて実行に移すまでにはさまざまな壁がありました。この環境の中で費用を使って本当に収入・効果を上げられるのか、リスクはないのかなど考えなければならないことが多くあり、社内の承認を得ることは大変でした。それでも「リスクをとらないことが一番のリスクである」という上司の後押しもあり、実行に移すことができました。実行しようとした矢先、感染の再拡大によって実施時期が延期となり、そのための関係部署との調整にも苦労しましたが、それでも企画を実施できたとき、そして効果を上げられたときにはとても達成感があり、自分自身の成長も感じることができました。