「空の仕事を身近に感じてもらいたい」
JTAでは空の素晴らしさに触れることで、子どもたちに新たな発見やさらなる学びを得て、自分・沖縄・日本・世界・地球の未来を考える機会を提供する「空育®」の取り組みの一環として小学生を対象とした「航空教室」を開催しており、普段触れる機会の少ない空のお仕事について詳しく学ぶ事ができます。
そんな航空教室に社員が密着しました。
今回は浦西学童クラブの皆さんが参加した航空教室の様子をお伝えします。
まず、「JTAメンテナンスセンター」と呼ばれる飛行機の整備・点検や、客室乗務員・運航乗務員の訓練などを行っている施設に集合。この日は30名の学童クラブの子供達が参加し、航空教室がスタートしました。
初めてこんなに間近で見る飛行機にみんな目がキラキラ!
航空教室を担当している整備士が飛行機がなぜ飛ぶのか?等、日々の整備の仕事についてわかりやすく丁寧に説明をします。時にはクイズなどを交えながら子どもたちの興味をそそります。
上の写真で整備士が手に持っている部品は、以前JTAが保有していたボーイング737−400のエンジンの一部!この部品を利用してエンジンの仕組みを子どもたちに説明しています。
それにしても飛行機の部品がこうして間近で見られる機会はとても貴重ですね。子どもたちも興味津々です!続いて、WHEEL SHOPに入ります。
飛行機のタイヤは想像以上に大きく、子どもたちは大興奮。
実際に整備の工具や飛行機のタイヤを触って、子供達の楽しそうな声が響いていました。
次は飛行機の中をリアルに再現したモックアップという施設に移動。客室乗務員の重要な役割の一つ、保安要員としての脱出訓練なども全てこの施設で行われます。
今回子供達には緊急事態が発生したと想定し、脱出訓練に参加してもらいました。実際に救命胴衣を着用しての訓練を行います。さっきまではしゃいでいた子どもたちも緊張した面持ちです。
張り詰めた空気の中でも、客室乗務員が分かりやすい説明で脱出指示を出していきます。
無事に脱出成功!緊張した表情から笑顔に戻りました。
救命胴衣の着用は意外と難しいのです!客室乗務員に着け方を教えてもらった後は、友達同士で協力して着用していました。
こうして約2時間の航空教室が終了しました。
子供達にとっては初めての体験ばかりで、終始驚きと笑顔の絶えない時間でした。
今回航空教室を担当された方々にお話を伺いました。
―航空教室へ参加された方々に伝えたいことは?
まずは、楽しいと感じてほしい。
専門的な事を話すことよりも、相手に合わせてお話しする内容なども変えて、航空教室を開いています。安全のために様々な取り組みをしていることを伝えつつ、飛行機の安全性を知っていただき、何よりも興味を持って楽しいと思ってもらえるように工夫しながら航空教室を開いています。
―工夫していることはどのようなところでしょうか?
参加者によって話す内容を変えたり、わかりやすい説明を心がけることと、また相手に興味を持ってもらえるように質問を投げかけたり、一方的ではなく、参加型の教室を心がけています。
お子さまの目線を大切にすることと、気付いたことを褒めてあげることを意識しています。例えば、一生懸命メモを取っている子がいれば、気づきを伝え、褒めてあげる。子供達は一人ひとり違う目線を持っているので、様々な発見も多く、その気づきを認めてあげることで子供達の喜びにも繋がる。違った角度からの目線を育み、その気づきを褒め、伝えてあげることで子供の輝かしい未来を育てることを心がけています。
―喜びを感じる瞬間はどういったところですか?
整備の部品を持ったときに重い、軽いなど肌で体験し、部品などを通して、興味を持ってもらった時に喜びを感じます。
―最後に一言
航空業界に興味を持ってもらう事で、将来の夢を考える時に、空の仕事が選択肢のひとつになってくれると嬉しいです。
今回、社員として初めて航空教室に密着して感じたことは。
空の仕事を身近に感じてもらう事で未来に羽ばたく子供達の夢のお手伝いをし、将来の幅を広げてあげたい。地域の皆さまと共に歩んでいく会社として、子供達が将来の仕事を選ぶ時の参考にしていただいたり、きっかけになる事が地域の皆さまとの繋がりを強くし、社会貢献に繋がると考えます。
沖縄で生まれ、育てられた企業だからこそ、地域に寄り添い、発展に貢献できるよう努めてまいります。
皆さまのご参加をお待ちしています。