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沖縄県泡盛同好会

 

 

全国の泡盛ファンが沖縄に集結!7月1日。沖縄県泡盛同好会40周年記念同好会。午後6時の開会なのにロワジールホテルの会場は開会前から熱気に溢れていました。今回4年ぶりに開催される同好会とあって全国に36ほどある泡盛同好会のメンバーも参加しました。東京泡盛同行会からは約40人が参加してるとのことでした。チケットは前売りで700枚も販売されたそうで、いかに多くの泡盛ファンがこの日を心待ちにしていたかがわかります。会場の真ん中のテーブルには32の酒造所の泡盛が並べられて参加者が自由に飲めるようになっていました。またいくつかの酒造所がブースを設けるなど参加者にとってはかなり満足度の高いパーティです。

  沖縄県の泡盛同好会はミスター泡盛こと(故)仲村善幸さんが40年前に設立しました。独自で泡盛新聞を発行してきた方で知る人ぞ知る人です。この方を知らなければ泡盛は語れません!というくらいスゴイ方でした。4年ぶりの開催となった今年はQAB(琉球朝日放送)の元社長・上間信久さんが会長に就任して初めての開催です。県内の泡盛ファンはもちろん、県内の名だたる企業のみなさんも多く参加していました。こんなにたくさんの人たちが!!と驚きと感動。会場は人・人・人でいっぱい。

 上間会長の開会のあいさつで始まったパーティは熱気そのものです。「この40年の間に沖縄を大好きな人がいっぱい増えました。先月は琉球芸能、琉球料理とともに琉球泡盛も日本遺産に認定されました。みんなで泡盛を大いに盛り上げていきたい」と仰られていました。泡盛の出荷量が14年連続減少している昨今、全国の泡盛同好会のみなさんの協力はかかせません。

*上間信久さん

 会場で久しぶりに藤木隼人さんにお会いしました。藤木さんは全国の泡盛同好会のパーティなどに呼ばれてひとり語りをしています。今回初めて泡盛同好会が「泡盛親善大使」第1号に認定しました!!藤木さんは「沖縄を大好きな人も泡盛を大好きな人もみんな一緒になって泡盛を県外にも広げていきましょう!とにかくみんなで飲みましょう! 諸先輩方を差し置いて泡盛大使に任命して頂きましたので気を引き締めて頑張ります!」と意気込んでおられました。

* 藤木隼人さん

やんばる島酒の会のメンバーにも久々にお会いしました。島袋正敏さんは名護で泡盛の普及活動に取り組んでいる方です。名護市の博物館の元・館長です。この方を知らなければ泡盛通にはなれない!というくらいスゴイ方です。泡盛の魅力は何といっても “ 古酒(くーす)” です。やんばる島酒の会は “ 一家ひとつサキガーミ(酒甕)” を合言葉に活動しています。島袋さんは酒造所やイベントなどで古酒にするための「仕次ぎ」の講習もしています。「今日のようなパーティだけで飲むのではなくて自分の家に甕をおいて古酒造りを楽しんでほしい。100年、200年古酒を一人ずつがはじめてどんどん広げていってほしい」

 

*左から2番目 島袋正敏さん

 世界に誇れる琉球泡盛。まずは沖縄の私たちがしっかり再認識する必要があるということを実感しました。

 パーティでは「古酒」が当たる抽選会も行われて大いに盛り上がりました。友人は壷入り3年古酒をゲットして大喜びでした。今後は沖縄本島だけじゃなく島々でも泡盛同好会が出来ればまた一段と楽しい世界が広がるのではないでしょうか。

とにかく人・人・人ですごかった!人をかき分けて歩くのに大変でした。出会ったみなさまありがとうございました。

 

ライター 下地 恵子

 

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