沖縄離島振興プロジェクト『むすぶ、つながる 受け継がれる”島想い”』~石垣島~
沖縄に生まれ育った『JTA 』と沖縄の観光情報を発信する『たびらい沖縄』がコラボして沖縄離島振興プロジェクトを開始。石垣島・宮古島・久米島と沖縄県内の離島で島の伝統品や工芸品を作り上げる『職人』をクローズアップします。沖縄といえば『美しい海』と大自然が注目されがちですが、それ以外にも伝統的な文化や芸術作品などにも人々を惹きつける魅力があります。
第1段では石垣島で活躍する6名とその作品をご紹介。
○石垣島 gruppo
■濱田扶美さん
石垣島で沖縄伝統の紅型を取り入れた作品を展開している濱田扶美さん。
東日本大震災を経験し「みんなが元気になってくれそうな沖縄の色合いを地元の東北に持っていきたかった。」という思いから、現在は地元である宮城県にも工房があります。
生地となるイラストは、濱田さんのアイデアを紅型作家が紅型におこし、手染めされ、デザインが出来上がります。鮮やかで美しいデザインが特徴です。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009624.aspx
○うえざと木工
■髙松大祐さん
東京で修行を積み、木工をイチから学び今では7年目。
2年前から家具や建具の製作、取り付けなどを行う「うえざと木工」で働く髙松大祐さん。八重山諸島は、小浜島の出身。
オリジナルブランドの「KATARIGI」を持ち、漢字で書くと「語り木」。「生きていて、今にも何かを語り出しそうな、そして、それを手にした人たちも、後々の代へ語り継ぐように商品を大切にしてほしい」という願いが込められています。
うえざと木工では、60種類もある島の木材をつかったオリジナルの商品を製作。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009705.aspx
○こむ工房
■小村奈津子さん
京都の専門学校で陶芸を学び、修行した後、2014年に石垣島に移住し「こむ工房」をはじめます。石垣島でやちむん(焼物)を手掛け、ピンクや黄色に水色など、その色合いと優しいタッチが女性を中心に大人気なんだとか。
下書きは一切せず、ひとつひとつ丁寧に色付けされます。
こむ工房の色鮮やかな作品をぜひ手にとってみて。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009627.aspx
○匂いアーティスト
■MAKI UEDAさん
日本ではあまり馴染みがない香りのアーティスト。
海外ではヨーロッパを中心に主流のアートを手掛ける上田まきさん。
大学でメディア・アートを学び、オランダ&ベルギーに滞在。
現在は沖縄石垣島在住で、「嗅覚のアート」を広めています。
様々なものを香りで体現し話題に。石垣島を活動拠点にしている理由は、「石垣島には興味深い素材がたくさん。暮らして6年になるけれど、まだまだ初めて出会う香りもあるそう。石垣島では主に「パフュームづくり体験」を行っています。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009628.aspx
○紅型
■池間真裕子さん
もともと紅型に興味があり、石垣島へ移住した池間真裕子さん
島の紅型工房で1年間勉強し、今はオリジナル作品を描いています。
沖縄の自然のように鮮やかで美しい伝統の染物「紅型」。琉球王朝の繁栄とともに開花した紅型は、伝承の技に新しい感性を取り入れながら、今もなお、多くの人を魅了し続けています。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009622.aspx
○南島焼(なんとうやき)
■南島焼(なんとうやき)とは?
父・母・娘の家族全員が陶芸家というロリマーさん一家。
やちむん(沖縄の焼き物)を作陶。独特で色鮮やかな「南島焼(なんとうやき)」は、島内だけでなく県外でも人気が高い。石垣島やきもの祭りでは、開店と同時に毎年長蛇の列になるほどの人気ぶり。
やちむん作りに没頭する母の姿を目の当たりにして、興味を持ちはじめ、陶芸家の道を目指し、石垣島と沖縄本島・沖縄市を行き来しながら作陶中。
島の自然モチーフに加え、オリジナルの細かい柄が作品の特長です。
http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0009706.aspx
☆今回、特集したのはほんの一部。
大自然のほかにも、離島ではさまざまな魅力に出会うことができます。
~JTAの飛行機に乗って、職人とその作品に会いに行こう~
次回は宮古島の職人たちをお届けします。