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新制服にかける想い

JALグループは2020年4月1日、約7年ぶりに制服を一新しました。

 

新しい制服・・・みなさまはもうご覧いただけましたでしょうか。

今回は「新制服にかける想い」と題し、デザイン決定に至るまでの裏側をお届けしたいと思います。

 

制服の改訂にあたってはJALグループ各社の各部門で分科会メンバー(プロジェクトメンバー)が選出され、取り纏めを行いながらグループ全体が一体となってデザイン決定に至っています。

 

今回は、JTA・RAC(琉球エアーコミューター)・JLSAO(JALスカイエアポート沖縄)の沖縄地区JALグループ3社の各社各部門の分科会メンバーが約1年10カ月にわたる新制服着用開始までの道のりを取材しました!

 

◆まずはJTA/RACの客室乗務員の新制服の特徴を教えてください。

 

航空会社の制服では極めて珍しいバルーンスリーブを採用し、JTAにおいては初めての試みですが、一目で先任客室乗務員がわかるようにスカーフのカラーを分けました。責任者が一目で認識できることで、お客さまに安心感をお伝えしたいとの想いがあります。

 

また、JALグループとして初めて客室乗務員の制服でパンツスタイルを導入しました。機能面や健康面への配慮、多様性の観点で、皆さんからの声が多かったんです。

 

 

 

 

 

上から先任客室乗務員スカーフ/一般客室乗務員スカーフ

 

 

◆空港地上スタッフのでデザインの特徴を教えてください。

 

今回初めて、ワンピースを導入しています。現場のみなさんから多くの要望があり、実現しました。またインチャージ(責任者)ジャケットも新規導入され、客室乗務員同様、お客さま視点での安心感につながれば、と思っています。

 

また、ラウンジスタッフは食品を扱う業務もあることから、やわらかなピンクベージュカラーのジャケットを選定し「上質な空間を演出」。また動きやすさを重視したパンツスタイルや、マタニティータイプの制服も継続導入するなど、働く場所や人にあった多様な働き方を想定しています。

 

 

 

ラウンジ 接遇

 

 

ワンピース・スカート&ブラウス

 

 

 

 

 

 

(左)JALスカイエアポート沖縄 玉城 幸代さん

(中央)JTA客室企画部 服部 ひとみさん

(右) JTA客室乗員部 金城 朝子さん

 

 

 

 

◆客室乗務員のスカーフについてはJALグループ各社でカラーが違うんですよね?

そうなんです。

JTAについては先任客室乗務員は紫ベース、一般客室乗務員は海のエメラルドカラーをイメージした色を採用しています。また、空港地上スタッフも同様で、華やかな印象や多様性を表現できるよう大判のサイズにしたことで、様々なアレンジが可能になります。

 

◆特にRACのスカーフの色の微調整には結構時間がかかったみたいですね。

 

RACは前回制服のオレンジとイエローベースのスカーフ色を自社のイメージカラーとして継続したい、との声が多く挙がりました。そのため、オレンジの微妙な色彩にかなりのこだわりがあり、何度もカラーチェックをしていただき、納得がいくニュアンスになりとてもうれしいです。引き続き島々をつなぐ弊社の温かさをお客さまにお伝えしたいです!

 

 

JTA(紫/先任)(水色/一般)

 

 

RAC

 

 

 

 

左からRAC田中 秋陽さん、川端 澄江さん、西村佳奈さん、上地ひろみさん

 

 

◆かりゆしウエアも新たな柄で、素敵ですね! コンセプトを教えてください

 

沖縄らしさ(親しみ・安心感)を感じさせ、「うとぃむち」を体現しながらも革新的で新鮮な感動を与えるデザイン。また、沖縄を訪れる全てのお客さまに沖縄の魅力を発信できるデザインです。沖縄の五つの花(デイゴ、ハイビスカス、サンダンカ、ブーゲンビレア、オオゴチョウ)を鮮やかな色彩であしらっています。もちろん縫製は沖縄県内です。

 

カラーについては、空港地上スタッフは前回に引き続きの「赤」カラーを採用しています。お客さまに最初に対応する空港スタッフとして、JALグループであることを視認していただけるよう、ブランドカラーを選定しています。

 

 

 

 

◆大勢の現場の乗務員への説明など、さまざまなことがあったのではないですか?

 

適宜アンケートなどを実施し、現場の皆さんの意見や要望を収集し、それをもとに私たちも企画の練り直しをしてきました。大勢の意見をまとめるのは難しかったですね~。でもみんなが気持ちよく仕事をするために頑張りました!

また、カラーのニュアンスについては、PCで見る色と仕上がりの実際の色の違い、同じ色でも素材によって発色が異なるので、業者の方とのカラー調整がとても難しかったです。

 

 

◆新制服でお客さまへ一言!

 

観光で沖縄にいらっしゃるお客さまや、地元のお客さまにも安心してご利用いただけるよう空港地上スタッフ・客室乗務員ともに気持ちを新たに新たなJALブランドをお伝えできることを楽しみにしています。また、客室乗務員の制服についてはWEBサイト上でお客さまへもアンケートを実施させていただきました。

ご投票いただいた皆様、ありがとうございました!

 

 

 

インタビュー(運航乗務員)

 

 

JTA運航乗務員 川瀬 龍一郎さん

RAC運航乗務員 元林 成二さん

 

 

◆運航乗務員のかりゆしウエアを新規導入するそうですね!

そのあたりの話しを聞かせてください!

 

かりゆしウエアとは、沖縄の暑い夏を快適に過ごすことと、沖縄を訪れる観光のお客さまを温かく迎え入れ沖縄のイメージアップを図るために作られたと聞いていますので、客室乗務員や空港係員と統一感ある夏の制服を実現したいと思い、導入に向け動き出しました。

客室乗務員や空港係員のかりゆしウエアと統一感あるものを、と思う反面、運航乗務員と一目で識別できることが安全性やお客さまの安心にもつながると思っていますので、デザインの決定までは、そのあたりのバランスが難しかったですね。また、かりゆしウエアは、裾をズボンの中に入れずに、外に出して着用するのが一般的なので、そのあたりも議論が多くありました。

デザイナーの方々や様々な部署との度重なる調整により、客室乗務員と空港係員のかりゆしウエアの柄をさりげなくパイピングすることで統一感と運航乗務員らしさの実現が叶いました。

 

 

 

 

◆女性用の制服も導入されると聞きました

 

かりゆしウエア以外の通常の制服のデザイン変更はないのですが、新たに女性運航乗務員の制服が導入されました。デザインは男性用と同じですが、女性らしいラインに合わせた仕立てとなっており、スカーフもあります!

 

 

◆新制服で一言!

私たち運航乗務員がかりゆしウエアの制服を着用することで、普段お客さまと接することが少ないですが、親しみやすさを感じていただき、空港内などでお話しできる機会がふえるといいな、という想いもあります。また、私たちの本拠地である沖縄ブランド力の発信強化にもつながれば嬉しいですね。

空港で見かけた際にはぜひともお声かけください!

 

 

 

 

インタビュー(グランドハンドリング)

 

◆新制服の特徴を教えてください

 

私たちグランドハンドリングは屋外での作業も多いので、制服には暑さ対策が欠かせませんね。そんな環境に合わせ、今回は「セパレートタイプ」を初めて導入しました。様々な環境での作業のしやすさだけでなく、暑さ対策にもとても有効なんです。

また女性社員も増えているので着替えが容易になるのもいいですね。つなぎと、セパレートタイプを、個人の好みや職種によって選択できるのも社員のみんなに好評です。またセパレートタイプのポロシャツはとてもカッコよく個人的に好きですね~(笑)

男性の職場と思われがちですが、女性や外国籍の社員も増えてきているので、様々な場面で、多様性を尊重することはとても重要だと感じています。

 

 

 

 

どこから見てもJAL グループのスタッフ!!

 

◆現場の乗務員の意見はどのようにヒアリングしたのでしょうか?

当時着用していた制服の継続したい点や、修正したいことなど職場のみんなを巻き込み意見を聞きながらまとめてJALグループ全体の分科会へ報告して進めていきました。大勢の社員の意見をまとめるのは簡単ではなく、大変でしたが丁寧に説明をすることで、社員の心が一つになった時はやりがいを感じました。

 

 

◆新制服でお客さまへ伝えたいことを教えてください。

 

お客さまと直接接することは少ないのですが、JALらしさ=社員の働きやすさであること、また外国人・女性など多様性を尊重した職場であることを伝えたいですね。

 

 

(左)JALスカイエアポート沖縄 仲本 圭吾さん

(右)JALスカイエアポート沖縄 小濱 真一さん

 

 

 

インタビュー(整備)

 

◆新制服のデザインが決定するまで何をポイントに進めましたか?

 

デザインももちろん大切ですが、それ以上に安全性・機能性を重視しました。整備士というと、運航している飛行機の、出発と到着において作業する姿を連想する方も多いと思いますが、それとは別に、重整備、車で言うと車検のような整備も格納庫にて実施しています。

そのため、屋内外を問わず、様々な作業環境にて、安全且つ効率的に作業が進められることが重要なポイントにありました。制服のデザインを決定するまでに、現場の皆さまとは、何度も何度も意見を交換し、細部に渡るところまで調整してきました。

様々な意見やご要望が挙がる中、デザイン性を損なわずに、安全且つ効率的な制服(作業着)となるように頑張りました!

 

 

◆例えばどのような作業の違いがあるのですか?

 

私たち整備士は、JTAの飛行機だけではなく、JALの大型機・他社の航空機もの整備もしています。航空機の大きさや航空機メーカーによっても整備作業は全く異なります。また、航空機の飛行時間によっても整備作業する内容が違ってくるんです。

 

 

◆お客さまに新制服で何をお伝えしたいですか?

 

JALブランドのスタイリッシュなカッコよさをアピールし、学生のみなさんやお子さまたちに「将来整備士になりたい」「JALグループで働きたい」と思ってくれたら嬉しいですね。

 

 

 

 

(左)点検整備課 友利志信さん/(中央)比嘉しのさん/(右)電装整備課 松田 良さん

 

 

 

運航整備課 又吉盛利さん

 

 

【参考】

 

JTA WEBサイト:JALグループ新制服デザイン決定

https://jta-okinawa.com/news/jal%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%97%e3%80%80%e6%96%b0%e5%88%b6%e6%9c%8d%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e6%b1%ba%e5%ae%9a/

 

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