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第29回 津波古酒造(沖縄本島那覇市)

当記事は2018年2月28日にサイトクローズした「美ら島物語」で公開していた記事です。

 

 

 

 

 

 

 

創業が1898年、明治31年。なので今年119年になります。

創業者は津波古充章氏。 那覇市与儀の住宅街、「こんな所に酒造所が?」という意外な場所に津波古酒造場はあります。

創業時は那覇の垣花にあったそうですが、昭和26年(1951)に現在の場所に移転したそうです。

 

4代目の社長、津波古章氏にお話を伺いました。

 

与儀小学校の近くにあり大きな通りからすぐに「太平」の大きな看板が目に入ります。

工場、事務所、大きなステンレスが所狭しと並ぶ貯蔵庫。蔵の中は天井まで黒麹で染まり、蔵の長い時間を思わせる。

住宅街の中にあるため、「これ以上拡張できない」そうです。

酒造所ができた明治31年の沖縄って、どんな時代だったんだろう・・・、と思って調べてみました。

何と、琉球王朝時代が終わって、たった19年後!

 

 

 

 

廃藩置県で沖縄県になって、沖縄にも「徴兵制度」が施行された年ですが、第二次世界大戦の前ですから、沖縄は戦前の割合ゆったりした時代だったのではないでしょうか。
琉球王国が終わり、日本の一部の沖縄県になり、第2次世界大戦の敗戦でアメリカの施政権下に置かれ、1972年に日本に復帰、という数奇な運命を辿ってきた沖縄です。

 

泡盛は、琉球王国時代から王府管理で、沖縄の地で造られてきました。 戦禍ですべて焼き尽くされてしまった・・と思っていた泡盛が、奇跡的に復活したのは、「泡盛を命と同じくらい」大切にしてきた人たちがいたからです。だから、泡盛は、平和の象 徴といわれる所以なのでしょう。

 

 

 

津波古酒造が最初に販売したお酒の名前が「太平」です。 1925年に発売されて以来今日まで酒造所を代表する銘柄です。1925年は大正14年。15年は元号が変わり「昭和」になる世替わりの時代です。

創業者 が「太平」に込めた思い・・それは平和です。

 

ラベルのデザインをよく見ると2重丸が描かれていて地球と太陽を表していると聞きます。92年も前に「平和を願って」命名した先代の思いに頭が下がります。創業以来大事にしていこと、「万人受けする酒より個性のある美味しい酒造り」をモットーに昔ながらの手間暇かけた酒造りをしています。

 

 

 

 

社長の章氏はサラリーマンを経て30歳で社長に就任しました。前社長のお父さんも91歳で健在。今も現役で酒造りもなさってると聞きました。小さい蔵なりに「1本1本心を込めて」酒を造っています。

 

沖縄ブーム、焼酎ブームなどのミニバブルの時代がありましたが、最近はテレビドラマの影響なのか、ウィスキーブームになり泡盛の売れ行きが低迷しています。

若者の酒離れも影響してるとも言われてます。章氏、曰く、泡盛は「今、売れなくても時間がたてば付加価値が付いていくからいい酒ですよ」。

なんとも自然体です。津波古酒造は製造する酒の約6割を古酒にするため貯蔵しているといいますから「古酒」にかける愛情も半端じゃありません。

 

 

 

工場で酒造りをする大城さんは、津波古は麹に定評があると言います。

麹は昔から女性たちの仕事でした。愛情をかけて目配り、気配りで麹を育てる、いい麹がいい酒を造ることに繋がる。

今も昔ながらの造りにこだわって酒を造る。古酒造りに遭うという老麹仕込みは15年前からやっているそうです。

酒造りを始めて25年、まだ納得した酒は造れない、だから面白い。

酒造りをしてみたい!と、広告業界から津波古酒造に飛び込んできた経歴の大城さん。「自分で古酒を造って」楽しんでほしいと語ります。

甕じゃなくても瓶でも熟成しますよ!とおっしゃってます。

 

 

 

月に1度の蔵祭り開催!


 

泡盛の売り上げが低迷した頃から始めた面白い取り組みがあります。

毎月最後の週末に「蔵祭り」を開催しています。まずは、隣近所のみなさんによく知ってもらいたい、そして、県民に泡盛の良さを知ってほしい!という思いから始めたそうです。

蔵でしか買えないアイテムがビックリ値で買えたりするので、最初は問屋さんや販売店の方からも異論が出たそうですが、「金・土」各半日づつの開催ということで、了解してくれたそうです。、毎月訪れる常連さんも多いそうですよ。

毎月感謝祭をしてるのは、津波古酒造だけではないでしょうか。興味のある方は、日時を確認してぜひおでかけください。楽しいですよ!!

 

 

★訪ねてみたい蔵だったので、すごく楽しみにでかけました。取材の翌日から蔵祭りだったので、あらためて行って、蔵でしか買えない限定の超貴重酒をゲットしました!

編集長は10年古酒も!

 

津波古社長、大城さん、長い時間お付き合いくださり、ありがとうございました!

来年は120年!!蔵の歴史は刻まれていきます。

 

「太平」、平和であればこそ!ですね。

 

 

 

株式会社津波古酒造場


 

〒902-0076 沖縄県那覇市与儀2丁目8-53

TEL:098-832-3696

https://tsuhakosyuzou.com/

 

 

(2017.6.27掲載)

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