ついに産卵!!有性生殖によるサンゴの再生支援
沖縄を代表するエメラルドブルーの海、白い砂浜を構成するサンゴ礁。
サンゴは生物多様性として海の豊かさや漁場を育む貴重な存在です。
しかし、海水温上昇による白化現象などが原因で、沖縄のサンゴは減少の一途を辿り、自然環境に様々な影響を与えています。
このような状況に危機感を持った八重山漁業協同組合の「有性生殖によるサンゴ再生」の取り組みに賛同し、2020年に、JTAと県内企業6社及び一般社団法人水産土木建設技術センターは「有性生殖・サンゴ再生支援協議会※1」を設立しました。※1 https://scc-okinawa.com
そしてついに、支援を開始してから初めて、「有性生殖によって繁殖した株によるサンゴの産卵」が確認されました。
「サンゴが産卵しました!」
報告があったとき、社内では喜びの声が上がりました。
収集装置内でのサンゴ産卵の様子(2024年5月22日石垣市崎枝湾にて撮影)
この産卵は、今後のサンゴ再生において大きな意味があります。
種苗生産→中間育成→移植。環境に左右されず確実に種苗を作るため
有性生殖による完全養殖では、このサイクルを手助けしています。
有性生殖・サンゴ再生支援協議会HPより
種苗生産の中で特に重要なポイントである産卵→幼生→着床(種苗)。今回の産卵は、サンゴの遺伝子の多様性を保ちながら次の世代へつなぐ、大事な一歩となりました。
JTAが掲げる「美ら島沖縄の未来へつなげる『結∞ACTION』」、この素晴らしい光景がいつまでも続くように、子ども達の笑顔を未来につなぐために、JTAは他の協賛企業※2 とともに、有性生殖・サンゴ再生支援を続けてまいります。
※2 沖縄サントリー(株)、(株)アザナ、(株)仲本工業、(株)琉球銀行、日本たばこ産業(株)沖縄支社
八重山観光フェリー(株)