JTA 2020年3月期(第53期)中間決算
2019年11月8日
第19058号
日本トランスオーシャン航空(JTA、本社 那覇市、社長 青木紀将)は、このほど2020年3月期(53期)中間決算(2019年4月1日~9月30日)を取りまとめました。
当期の日本経済は、米中貿易摩擦の影響などにより世界経済に先行き不透明感が広がるなかで、全体的には緩やかな拡大基調で推移しました。
沖縄県内の経済状況は、旺盛な観光需要や雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費が堅調に推移するなど、総じて景気は拡大傾向が続きました。そのなかでも観光関連は、沖縄県が掲げる観光計画「令和元年ビジットおきなわ計画」目標数の1,030万人を達成する勢いで、好調に推移しました。
当社においては、JTAビジョンとして“ありたい姿”「沖縄に一番必要とされるフルサービスキャリア」実現のために策定した「2017-2020年度 JTA中期経営計画」に則り、機材更新の完遂をはじめとした様々な課題に全社一丸となって取り組みました。
その結果、当期の旅客人数は過去最高の1,518,962人を記録し、売上高は230億円(前期比108.6%)、営業利益 54億円(同111.7%)、経常利益 55億円(同 112.9%)、四半期純利益 40億円(同 112.4%) となりました。
1.2019年度中間期
①売上高 230億円(前期比 108.6%)
・旅客収入:197億円(前期比 108.6%)
沖縄関連路線は、前期以上に台風の影響を受けたものの、GW期間中の需要増や先得などの割引運賃の利用増など、旺盛な需要に下支えされ好調に推移しました。
こうした中、新機材737-800型機への機材更新完了や旅客需要に応じた機材の大型化や臨時便の設定等、提供席数の増加を図り需要拡大に努めました。
サービス・品質面でも、沖縄らしさを添えた「JAL SKY NEXT」の快適性に加え、機内Wi-Fi無料サービスを継続するなど機内サービスの品質向上に努めるとともに、特別デザイン機「空手JET」や「世界自然遺産号」を運航し、沖縄から全国へ向け「沖縄の魅力と想い」をお届けしました。
結果、全路線合計では、提供席数は前期比105.7%の212万席、旅客数は同105.5%の151万人となり、旅客収入は前期比108.6%の197億円と前期を上回りました。
・貨物・郵便収入:11億円(前期比 99.1%)
当社貨物需要は、宅配便やゆうパックの料金値上げの影響や離島直行便へのシフトにより低迷しました。更に8月以降の相次ぐ台風の襲来の影響等も重なり、輸送量は15,402トン(前年比95.7%)、収入は11億円(前年比99.1%)と前期を下回りました。
・付帯事業収入:8億円(前期比 121.5%)
JALグループ内外における受託整備の増加等により、前期を上回りました。
②営業費用:176億円(前期比 107.6%)
機材更新に伴う機材関連費用が増加したことにより、前期比107.6%と増加しました。
③輸送実績
2. 2019年度の業績見通し
売上高 444億円(前期比106.1%)、営業利益 92億円(同104.5%)、経常利益 94億円(同109.5%)、当期純利益 66億円(同107.4%)を見込みます。
以上