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JTA 2020年3月期業績について

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JTA 2020年3月期業績について

2020年4月30日
第20005号

 日本トランスオーシャン航空(JTA、本社 那覇市、社長 青木 紀将)は、このほど2020年3月期業績(2019年4月1日~2020年3月31日)を取りまとめました。
 当期の日本経済は、4月~12月は世界経済の減速等を背景に外需が弱いものの、内需を中心に緩やかな回復基調が続き、全体的に堅調に推移しました。しかしながら、2月に入ると新型コロナウイルス感染症が拡大し、景気は下押し圧力が強い状態となりました。
 沖縄県内の経済状況についても同様に、台風の影響はあったものの個人消費・観光は好調に推移しておりましが、2月に入ると県内においても新型コロナウイルス感染症拡大が確認され、拡大防止のための旅行自粛により入域観光客数は大幅に減少しました。
 こうした中、当社においても、新型コロナウイルス感染拡大の影響による航空需要の大幅な減少に対応した減便を実施するなど、収入環境は大変厳しい状況となりましたが、前期に1年前倒して機材更新を完了し供給拡大を図り、ゴールデンウィーク等多客期需要の確実な対応など各種増収施策が功奏し、旅客数は過去最高となりました。
 その結果、売上高は429億円(前期比102.4%)、営業利益 86億円(同97.5%)、経常利益 84億円(同100.4%)、当期純利益 62億円(同100.6%) となりました。

1.2019年度業績

 

①売上高429億円(前年比102.4%)
・旅客収入:366億円(前期比102.5%)

 路線面においては、競合他社の路線拡充等、厳しい競争環境の中、機材更新を完了して供給拡大を図ったことやゴールデンウィークや夏期、年末年始など高需要期を中心に旅客需要に応じた定期増 便を実施しました。またJALグループのリソースを活用し、夏期期間において羽田=石垣大型化を実施することにより旺盛な需要に呼応することができました。その他、不定期路線では2017年2月以来の国際線チャーターとなる那覇=ベトナムチャーターを実施しました。
 商品・サービス面では、新機材737-800型機による機材の快適性の向上を図るとともに、お客さまにより沖縄らしい空の旅を楽しんでいただけるよう、新たなデザインのクラスJ シート紅型ヘッドレストカバーや沖縄を題材にした世界初機内AR サービスを展開しました。また、機内から沖縄の綺麗な海の景色を楽しんでいただけるよう社内全員参加型で窓ふきの頻度と作業性を高めるなど、JTAだからこそ出来る「沖縄らしさ」を盛り込んだ施策とサービスの強化を図り、一歩踏み込んだお客さまに寄り添うサービスの提供を行うなど、お客さま満足度JALグループTOPの達成に向け取り組みました。
 営業面では、9月より国内線航空券の予約・購入を330日前から可能となるよう拡大し、お客さまの利便性向上を図りました。また、「先得割引」等の割引運賃設定による需要動向に応じた価格政策、国内旅行商品「JALダイナミックパッケージ」の販売拡大、レベニューマネジメント強化による需要対策を図ることで多くのお客さまにご利用いただき、旅客数は前年を上回りました。
 結果、全路線合計で、提供席数は前期比103.9%の423万2千席、旅客数、旅客収入共に過去最高の291万9千人(同100.4%)、366億円(同102.5%)となりました。
・貨物・郵便収入22億円(前期比99.2%)
 昨年度に引き続き、働き方改革に伴う輸送モードの変更に伴う航空貨物需要の減や、他社離島直行便へのシフトにより離島那覇間の物量に影響を受けました。
 また、度重なる台風の襲来による沖縄本島や先島地方の天候不良に伴う生鮮魚介類の減や熱帯果樹の不作等が重なり、輸送量は前年比96.1%、貨物郵便収入は前年比99.2%となりました。
・付帯事業収入:17億円(前期比104.9%)
 JALグループ内整備受託収入の増加により前期を上回りました。

②営業費用342億円(前期比 10 3.7 %)
 新機材への更新に伴う減価償却費の増加や羽田=石垣線大型化に伴う費用の増加などにより前期比103.7%と増加しました。

③輸送実績

 

2. 2020年度の業績見通し
 2020年度は世界的に新型コロナウイルス感染終息の見通しが立っていないことから、先行きについて不確実性が高いため、2020年度の収支計画を策定することが困難な状況となっております。見通しが立ち次第別途お知らせいたします。

以 上

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