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サンゴ礁回復活動が「自然共生サイト」全国初の認定を取得 NEW

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2025年10月15日

第25045号

サンゴ礁回復活動が「自然共生サイト」全国初の認定を取得 

~JTAが発起人として設立した支援協議会が達成に貢献~

 

 日本トランスオーシャン航空株式会社(本社:那覇市、社長:野口 望、以下JTA)が発起人となり設立した有性生殖・サンゴ再生支援協議会(以下、協議会※1 が支援を続ける八重山漁業協同組合サンゴ種苗生産部会(以下、サンゴ部会)による「石垣島のサンゴ産卵ファーム」(崎枝湾と八島地先)が、令和7年度第1回「自然共生サイト」認定において、全国201か所のうちの一つとして認※2 されました。

 これは、令和7年4月に施行された、地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」※3 の認定制度において、初めての認定となります。

 また、その中でも、劣化した生態系を回復させる「回復タイプ」の認定は全国で2か所のみとなっており、サンゴ礁生態系においてサンゴ再生を主目的とした「自然共生サイト」としては、旧制度を含めて全国初の認定事例となります。

 

※1 有性生殖・サンゴ再生支援協議会 https://scc-okinawa.com/#supporting_companies 

※2 環境省プレスリリース https://www.env.go.jp/press/press_00761.html

※3 自然共生サイトHP(環境省) https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/

 

1.認定の背景と協議会(幹事企業:JTA)による支援

  八重山地域では、近年の異常高水温による大規模白化現象が頻発し、自然界での回復が追いつかない深刻な状況が続いています。今回認定されたサンゴ部会による活動は、劣化した生態系を回復させる「回復タイプ」に該当し、異常高水温の影響下でもサンゴの回復力を維持できる環境を目指しています。  

 活動の核は、有性生殖により遺伝的に多様なサンゴを、毎年、卵から海域内で育成する「完全養殖サイクル」で生産することです。成長したサンゴは「サンゴ産卵ファーム」として機能し、周辺海域の回復に貢献します。

 この有性生殖・サンゴ再生の取り組みに共感し、JTAが発起人となり、県内企業6社、一般社団法人水産土木建設技術センターとともに2020年に協議会を設立し、サンゴ部会の活動を支援してきました。

 

2.活動成果と持続可能な自然環境への貢献

  協議会は、有性生殖に関する専門家の派遣や器具購入などの資金的・技術的な支援を継続し、2024年5月には、支援開始後初めてとなる繁殖株によるサンゴの産卵※4 が石垣市崎枝湾で確認されました。

  サンゴ再生による繁殖拠点の維持は、水産資源の増加や漁場再生といった生態系サービスの向上につながります。

  JTAは「想いを結。未来へ結。」をコンセプトスローガンに「結∞ACTION」※5 を掲げ、環境保全を重要な柱としています

私たちはこれからも、沖縄の豊かな自然を未来へつなげる活動を推進してまいります。

※4 産卵に関する詳細 https://jta-okinawa.com/jtajournal/yuseiseishoku_sango/

※5 結∞ACTIONに関する詳細 https://jta-okinawa.com/sdgs/                                                    

 

以上

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