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泡盛館って知ってますか?

 

【泡盛館って知ってますか?】

 

 古都・首里寒川町の坂道を登って行くと「泡盛館」の看板があります。森の中の酒蔵?という雰囲気の建物です。中に入ると所狭しとびっしりと泡盛が並んでいます。地下には酒蔵があり沖縄の全酒造所の泡盛がすべて揃っています!

 

2019年で創業25年を迎えた泡盛館。オーナーの宮城昭義さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

泡盛館は酒造メーカーでも問屋さんでもありません。泡盛に取りつかれた?宮城さんが1995年に1億円をかけてオープンした泡盛の館なのです。すごいお金持ち?と思いきや「すべて借金だよ!」とのこと。なぜそんなに泡盛に人生のすべてをかける覚悟をしたのでしょうか?酒屋の息子でも何でもない宮城さん。経歴もなかなか面白いのです。

 

 

 

 

1947年終戦間もない沖縄名護で生まれました。大学を卒業して学校の先生になりますが3年で鉄工所へ転職。その後、結婚を機に奥さんの実家の肉屋のサラリーマンになります。

 

ある時、商談で出掛けた料理屋で上司が「古酒」を飲んでいたのがきっかけで泡盛に目覚めます。当時の沖縄はまだウイスキー全盛期の時代で泡盛の古酒を飲んでいる人は少数派でした。沖縄に生まれた人として泡盛を何とかしたい!と決意したそうです。

 

1987年銀行から借金して泡盛2万本購入!!建物を建て1995年泡盛館をオープンしたのです。

 

 

スタートしたものの泡盛は売れない時代です。生活を賄うため宮城さんが始めたのがアパート経営。すごい「お金持ち」なんですねえ?と聞くと借金アパートですよ!と笑いますが、普通なら泡盛をやめそうなものですが更に借金してアパートとは??泡盛館をやめることは一切考えなかったといいますからそこがスゴイ所だと思います。泡盛館を続けるためにアパートを建てたんですよ!という豪快さというか何というかです。

 

 

そうこうしているうちに沖縄サミットがあり沖縄ブームがやってきます。更に泡盛ブームが後押しして泡盛館は何とか軌道に乗る事ができたそうです。

 

 

 【古酒文化を広めたい!】

 

 現在泡盛館には全酒造所の新酒・古酒200銘柄、約1000種のアイテムがあります。なかにはすでに終売になりメーカーでも持ってないような泡盛もあります。

 

お客さんの中には自分の生まれた年の泡盛を探して買っていく人もいるとか。全国の泡盛コレクターはもちろん泡盛ファンの方にとてもとても大切な場所になっています。サラリーマン時代に購入した泡盛は「海乃邦1977」を含む2万本!シリーズの第一号となる1977年製造の海乃邦は全酒造所の泡盛が集められて作られた沖縄を代表する奇跡の銘酒と言われる存在で、その第一号の「海乃邦1977」を全て購入したとのこと。

 

 

 

 

「海乃邦」は、1987年開催の沖縄海邦国体の際に沖縄県酒造協同組合が10年古酒として製造販売したものです。43年の古酒になりました!「海乃邦」以外にも数種の貴重な古酒があります。もちろん値段もそれなりに高価になります。

 

そこで宮城さんが考えたことは「古酒会」とか「泡盛会」とかの模合グループで古酒を楽しむ機会をつくることでした。現在5組のグループがあるそうです。更に、取り組んでいるのが「長期熟成38年古酒の頒布会」です。

 

毎月12000円の会費を払うと38年古酒のミニボトルと季節の特産品4000円相当がもらえます。そして10か月後には何と38年古酒の一升瓶がもらえるのです。普通に買うと現在の価格で28万円!の古酒が12万円で手に入りますから相当なお得なシステムです。ご希望の方は泡盛館にお問い合わせください。

 

 

泡盛館には看板娘がいます!大分県出身の小嶋さんです。2010年に入社。たまたま参加した泡盛の試飲会ですっかり泡盛の魅力にはまり泡盛に関わる仕事がしたい!という思いからとうとう泡盛館に就職。多忙な宮城さんをサポートして泡盛館を切り盛りしています。

 

 

 

 

12年ぶりに訪ねましたが泡盛への変わらない情熱と愛情に脱帽です。宮城さんのような方に泡盛業界は支えられているんだなあと思います。宮城さんは業界はもっと元気を出してほしいし泡盛ファンの方はもっと古酒を知ってほしい!と願っています。

 

首里城が焼失してとても寂しい。できれば、「安室奈美恵ブランド」の泡盛を造って首里城復元のためのキャンペーンも出来たらいいなあ、と話します。そして首里城復元の時はぜひ「泡盛の銭蔵」(*)も復元させてほしい!と希望しています。

 

宮城さん、長い時間楽しいお話ありがとうございました!みなさんもぜひお訪ねください。

 

 

(*)泡盛の銭蔵…..主に泡盛や油類を保管していた高床風の二階建て建物で18世紀前半と考えられている「首里古絵図」に描かれていることから、それ以前に創建されたと考えられています。銭蔵には「焼酎職」と呼ばれた職人が王府の管理のもとで製造された大量の古酒が保管されていて中国からの察封使が大勢で来て何か月もの間、王府に滞在した時にふるまわれていました。

 

泡盛館ホームページ:https://www.awamori.co.jp/

 

ライター 下地 恵子

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